入社・退社は厳格に!
- 平成23年度1年間に、全国の総合労働相談コーナー寄せられた相談は、100万件を超えました。大手の会社でも会社と従業員がもめにもめています。
- さて、中小企業に目を向けると、もめる原因の多くは、あいまいな雇用の方法にあります。
- 従業員に対する就業規則の整備はもとより、雇用契約書さえ貰わずにいる会社も多くあります。
法律で定められている
労働条件の明示=雇用契約書の作成
- 労働時間
- 賃金
- 契約期間
一般の就業規則でも記載されている入社時の提出書類等の儀式
- 身元保証書
- 健康診断書の提出
- 誓約書の提出
- 社会保険の加入等
さえきちんと行えば、もめる原因の9割以上解決することができます。
- 入社時の手続きがあいまいだと、従業員は、会社に対して疑心暗鬼になるだけではなく、その後のトラブルの原因にもなります。
退職の原因は何か?
雇用契約書を貰おう!
入社して間もない従業員が、すぐ辞めるのは、
- 企業風土と合わないこと
- 労働条件の説明不足
- あいまいな雇用の方法
に原因の多くがあります。
また、従業員に、あまり指導もせず、
- 「うまくやってくれ」とか、
- 「会社の雰囲気を悟って合わせてくれ」
のような期待をする経営者もいますが、これは、やめるべきです。
- 経営者の考え方など分かるはずはありません。
退職届を貰おう!
- 次に、「退職の手続き」方法でもめるケースも多くあります。
- 会社側から見ると、「従業員が、引継ぎもしないで、突然会社を辞めると言って来た。」ケースがあります。
- これは、会社が、あいまいな雇用をしている為、従業員は、退職する何日前に「退職届」を提出すればいいのか解らず、突然退職してしまうケースです。
- このケースでは、「退職届の提出は、退職の00日前までに」という約束をしなかった会社側に問題があります。
- 入社時の一連の手続きを厳格に行うこと
+退職するときは、00日前までに退職届を提出すること
という当たり前のことを習慣付けることで、
- 会社と従業員とのトラブルの多くは解消できるのです。
- 難しいルールはいりません。しかし、最低限のルールは必要なのです。
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